肌のハリ弾力がなくなる原因

肌のハリ弾力がなくなる原因や取り戻す方法などをご紹介します。

肌のハリをキープする日常生活とは?

日常生活で肌のハリをキープする方法、
ハリの低下を予防する方法です。

1.食べ物でハリをキープ

肌にハリをもたらす栄養素としては、ビタミンAやビタミンC、
ミネラルなどのコラーゲンを増やす栄養素を意識しましょう。

また、ポリフェノールをはじめとする抗酸化成分や鉄分や亜鉛
他ではイソフラボンパントテン酸なども肌のハリを保つのをサポートする成分です。

コラーゲンやエラスチンはたんぱく質なので、
肉や魚などをバランスよく摂れば、特にサプリメントを摂る必要はありません。

ただし、食生活が不規則であったり、たんぱく質が不十分だと感じる場合は、
アミノ酸やコラーゲンなどを含むサプリメントもよい選択肢です。

<ハリに効果的なビタミンなどを含む食べ物・飲み物>

ビタミンA・・・レバー、うなぎ、ホタルイカ、モロヘイヤなど
ビタミンE・・・ナッツ類、あん肝、イクラ、すじこ、ナタネ油などの植物油など
ビタミンC・・・赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、レモン、キウイ、イチゴなど
パントテン酸・・・レバー、卵黄、鶏の心臓、
ビタミンU・・・キャベツ、レタス、パセリ、アスパラガス、ブリッコリー、セロリなど
イソフラボン・・・大豆製品(納豆・豆乳)、プルーン、山芋など
亜鉛・・・かき、からすみ、たにし、わたりがに、豚レバー、牛赤身肉など
銅・・・レバー、フォアグラ、干しエビ、しゃこ、いか、ごまなど、


女性ホルモンと関係の深いイソフラボンと、
パントテン酸について少し詳しく取り上げます。

イソフラボン

イソフラボンは大豆や大豆食品に多く含まれる成分で
女性ホルモンであるエストロゲンに似た作用があります。

イソフラボンを補うことで、コラーゲンの生成が期待できるので
ハリの低下予防に役立ちます。

また、加齢によって女性ホルモンが減少することで
起こる症状の緩和や予防に役立ちます。


パントテン酸

パントテン酸は、5番目に見つかったビタミンBで、ビタミンB5のことです。
しかし、この呼び名はあまり使われません。

パントテン酸は、肉や魚などの動物性食品にも、
野菜などの植物性食品にも幅広く含まれています。

パントテン酸は、糖質、脂質、たんぱく質代謝
エネルギー産生に不可欠な酵素を補助します。

また、コレステロール、ホルモン、免疫抗体などの合成にも関係しています。

また、ビタミンCのはたらきを助けるので、
コラーゲンの産生にも関わって肌のハリを保つのに役立つのです。


③控えたい食べ物

一方、脂身の多い肉など高脂肪な食べ物は
お肌の老化の原因になるので控えめにしたり、
糖質の多い食べ物、GI値グリセミックインデックス)の高い食べ物は、
お肌の糖化の原因になるので控えめにしましょう。


2.ハリキープは適度な運動も!

適度な運動習慣もお肌のハリをキープするために必要です。
なぜなら、運動で代謝がアップし、血行が促進したり、免疫力が上がるからです。

また、適度な運動は成長ホルモンの分泌が増えます。
つまり、適度な運動でお肌の新陳代謝が上がり、
ターンオーバーも正常化するのです。

さらに、運動を習慣化することでお肌の酸化を予防する力も身に付きます。

運動は、軽い体操、ストレッチやウォーキングでも十分なので、
自分ができる範囲のことを習慣化しましょう。


3.良質な睡眠

良質な睡眠を取ることは、
お肌のハリの維持や回復に、良い効果があります。

しっかりと眠れると体調もよく、ハリだけではなくツヤもある肌になるので、
化粧ノリもよくなります。

なぜなら、夜、しっかり眠っていれば、
成長ホルモンが脳から分泌されて新陳代謝が活発化するからです。

成長ホルモンは、睡眠後の2~3時間で最も活発になると言われているので、
眠る間から熟睡できる環境を整えることが大切なのです。

4.温活でハリの低下を予防

顔冷えをはじめ、身体の冷えは代謝の低下や血行不良の原因です。
だから、冷えを予防し、改善することが、肌のハリの低下を防ぐ対策の1つです。

最近では、体温を維持する活動を、温活と呼んでいます。


また、最近、話題の免疫アップのたんぱく質の1つに
ヒートショックプロテインHSP)=熱ショックタンパク質」があります。

その中でお肌と関係が深いHSP47は、コラーゲンと同じく、
真皮の線維芽細胞でつくられます。

そして、「コラーゲン」とだけ結びついて、
コラーゲンが美しい3重のらせん構造になるのを助けるのです。
お肌のハリのアップには、HSP47を増やすこともよい方法です。