肌のハリ弾力がなくなる原因

肌のハリ弾力がなくなる原因や取り戻す方法などをご紹介します。

お肌のハリを取り戻す方法は?

お肌のハリや弾力を維持するために、日常生活の見直しや、
エイジングケアは効果的!
でも、一度失ってしまったハリを取り戻すには、
そんなに大きな効果は期待できないのです・・・。

そのため、なくなってしまったハリを取り戻すには、
他の方法も組み合わせることが必要です。

1.表情筋のトレーニング

表情筋トレーニングは、筋肉を鍛え、
衰えたハリを復活させることが目的です。


表情筋を鍛えると、血行もよくなり、お肌のすみずみへと、
栄養や酸素が行きわたりやすくなります。

だから、表情筋のトレーニングは、
筋力アップによるハリ改善以外にも効果があるのです。


表情筋トレーニングで、最も簡単なのは、
「あ・い・う・え・お」体操と呼ばれるエクササイズ。


特に口元の筋肉が鍛えられるので、フェイスラインの、
引き締めにも効果的です。


あいうえお体操のやり方

①「あ」…口を大きく丸く開ける
②「い」…口を横に広げて頬を上に上げるように
③「う」…口を尖がらせて前に出す
④「え」…口角を上に上げると下唇の左右に力を入れる
⑤「お」…上唇と鼻の下の筋肉を意識する

これを1日、10セット程度行うだけなので、手軽で簡単!

 

2.美顔器を使う

美顔器には、たくさん種類が各メーカーから出ていますが、
肌のハリを取り戻すのを、助けてくれるものもあります。

正しく選び、使って、お肌のハリのアップに役立てましょう。
ただし、劇的に改善するとまでは期待できません。

①超音波美顔器

ラジオ波やサブマイクロ波、高周波で美肌効果をもたらす美顔器。
超音波治療で、肌に刺激を与えることで、フェイスマッサージに近い効果が得られます。

つまり、血流を促進させて、肌のハリや弾力をアップさせるのをサポートします。
また、振動数が高いものはお肌の細胞を活性化し、コラーゲンの産生アップも期待できます。
振動数によって効果が違うので、チェックした上で自分の目的に合ったものを選びましょう。


②イオン導入美顔器

基礎化粧品の美容成分をイオンが反発しあう力でお肌の奥へ浸透させる美顔器。

マイナスイオンを帯びた分子量の小さな成分であるビタミンC誘導体、
アミノ酸誘導体、プラセンタなどがイオン導入美顔器に向いています。
コラーゲンや高分子ヒアルロン酸など、分子が大きい成分は向いていません。


③ローラー美顔器

ローラー美顔器は、ローラーを顔の上で転がして、表情筋をマッサージしたり、
お肌に刺激を与えることでお肌のハリをアップさせることが期待できる美顔器。

また、表情筋を鍛えることでリフトアップ効果も期待できます。
力を入れ過ぎると皮膚を傷つけてしまうので、注意が必要です。
特に目元や口元は軽く押さえる程度にしましょう。


④LED美顔器

LED美顔器は、その名の通りLED=発光ダイオードをあてることで、
さまざまな美肌効果を期待できる美顔器。

LEDの色によって波長が違うので、効果が異なります。
赤色LEDは、肌の血行促進、コラーゲン合成の促進で肌のハリの復活を期待するものです。
青色LEDは、ニキビや黒ずみ毛穴の改善、皮脂分泌の抑制を期待するものです。
オレンジLEDは、美白効果やシミ、くすみ改善を期待するものです。


⑤EMS美顔器

EMSとは、Electrical Muscle Stimulationの略で、筋肉を刺激して収縮させる低周波のこと。

だから、EMS美顔器は、EMSを搭載して、表情筋にシグナルを送って
肌のハリを取り戻すことが期待できます。

また、血液やリンパの流れがよくなることで老廃物が排出され、
ターンオーバーが改善します。

 

このように美顔器といってもそのメカニズムが違うので、
それぞれの特徴を理解して肌のハリのアップにうまく活用しましょう。

 


3.エステでハリを取り戻す!?

エステティックサロンは、医療ではないので、
たるみによる肌のハリを、元通りにさせるのは難しいかもしれませんが、
施術の知識のあるエステティシャンンが一種類だけでなく
複数の方法を組み合わせるフェイシャルコースを提案してくれます。

施術としては、フェイスマッサージ、美顔器の利用が中心で、
エイジングケア化粧品の相談にも乗ってくれます。

セルフケアで不十分な場合は、エステティックサロンで施術を受けるのも、
ハリを取り戻す選択肢の1つです。

よいエステティックサロンを選ぶには、
受ける側もある程度のエイジングケアの知識を持つことが大切です。


4.美容医療でハリを取り戻す

肌のハリを取り戻す美容医療は、
顔のたるみを改善する美容医療と同じ。

そんな美容医療は、最近では医薬品を使うもの、
メスを使わない施術などさまざまな選択肢が増えています。


①水光注射による弾力改善

水光注射とは、Vital injector(バイタル・インジェクター)という
水光注射専用のマシンで、ヒアルロン酸をはじめ、ビタミン、アミノ酸などを、
肌の表面の層に注入することで、お肌のハリを取り戻す方法です。

水光注射は、短時間ですみ、痛みや内出血の心配も少ない比較的安全な施術で、
ダウンタイムも少ないことが特徴です。

おでこのシワ、目元の小じわ、首のしわなど、
肌のハリ・弾力の低下による肌悩みを改善します。


②プラセンタ注入

プラセンタエキスを注射器で直接肌に注入して、真皮まで届けます。

プラセンタの作用で、真皮の線維芽細胞が活性化しコラーゲンやエラスチン、
ヒアルロン酸を増やし、肌のハリ・弾力を取り戻す方法です。


③フォトフェイシャル

フォトフェイシャルは、「IPL(Intense Pulse Light)」という光を
顔全体に照射する治療法。
線維芽細胞を活性化させ、肌のハリや弾力を取り戻す方法です。


美容医療には、他にもケミカルピーリング、レーザー治療、
メスを使う施術などさまざまな選択肢があります。

肌のハリを取り戻す手段としては、最も効果が目に見える方法ですが、
一定のリスクがあり、また経済的にも他の手段より負担が大きくなります。

美容医療を考えるなら、しっかりと医師に相談し、
メリットやデメリットなどを理解した上で受けるようにしましょう。